2017年01月19日
今回は太陽光パネルについてご案内します。
一般的に「太陽光パネルの耐用年数及び寿命」は10年以上と比較的長期ではありますが、経年劣化という点をしっかりと把握しておかなければなりません。経年劣化とは、機器の老朽化によってその製品が持つ性能が徐々に低下していくことを指しますが、太陽光パネルの場合は発電効率が低下することを言います。
発電効率が下がるということは、当然売電収益にも大きく影響しますが、例えば一般的に太陽光パネルを導入してから20年後の発電効率は「90%」に低下、30年後は「80%」まで低下します。
しかしながら、発電効率が低下しても太陽光発電システムは正常に稼働し続けます。どこまで低下すれば寿命と見なすのか明確な定義がありませんので、寿命や耐用年数というものを示すのは難しいと言われます。
太陽光パネルのリユース業者の情報によれば、20年や30年前に購入した製品が現在であっても、当初の80%程度の発電効率は維持できているようです。現在購入できる高品質な太陽光パネルであれば、発電効率の低下はより緩やかですから、長い期間発電量を担保してくれるのではないかと予想されています。