ワークペースは色で区別すると効果的です。

 

オフィスのリノベーションをする際、「高さ」への配慮が必要という話をしました。しかし、だからといって「高さ」のみに目が行っていてはいけません。実は、オフィス空間ほどその用途ごとに色が基調とされる場合があります。

 

皆様が思い浮かぶワークスペースって何色でしょうか?

 

白色とお答えの方も多いのではないでしょうか。実は白というのはリフレッシュ空間としての役割を担っていますが、クリエイティブな空間においては物足りないところがあります。アイディアを呼び起こすのは「赤」が適しています。赤には、歓喜、興奮、勝利、愛情、野望といったイメージがあります。そのためアイディアを引き出すのに視覚的効果として見込めます。さらに営業などで落ち着きが欲しい空間には、「青」をアクセントにした空間演出が必要となります。青には落ち着き、沈静をイメージでき安息の場にできるからです。

 

では、来客があるところには何色が適しているかというと・・・

 

それは「黄」です。黄色は明るい色彩であるために、オフィスイメージを快活明朗、元気や笑いというイメージを付与します。エントランスに黄色を配置することで、来客者にいい印象を与えてくれます。

 

また、色だけでなく観葉植物などを配置することで、平静や調和を想起させることにもつながり、長時間共有するワークスペースには最適といえます。

 

このように、色や植物の配置によって、心理的効果を空間全体に与えることができます。オフィスリノベーション、リフォームにはそうした配色も大事になってくるのではないでしょうか。

tikutaku20180426