日本は安全で住みよい。確かに多くの外国の事情からすると、比較的治安が安定している日本は住みやすいのでしょうが、昨今はそうした安全を脅かすような事件がたびたび起きています。

 

そうした治安悪化を危惧する声が報道で取り上げられるたびに、どこかそれを「他人事」に聞いているような気もしないでもありません。いろいろな防犯グッズが世には出回っていますが、それがちゃんと機能しているかどうかがわかるようなデータは少ないです。

 

もちろん、防犯グッズの機能性が出ていないというわけではなく、それを使いこなせるだけの私たちの知識や経験が不足しているのかもしれません。

 

では、効果的な防犯対策はどのようなものかというと、実は機械を駆使して行うよりも、常日頃の家の周りにおける注意する目の強化にあります。例えば、家の周囲の垣根や塀はプライバシー保護の観点から、かなり高く設定されていますが、これはかえって空き巣などが身を隠すのには適した環境を作り上げてしまうことにもつながります。よって、ある程度、人の目が届きやすい高さをキープする必要があるでしょう。もちろん、プライバシー保護を考えに含めるならば、防犯カメラの適切な配置を考える必要はあるでしょうね。

 

このように、私たちは防犯グッズを知りえていたとしても、それに頼りすぎてしまい自身の目で防犯箇所を確認することを怠っているケースがあるのではないでしょうか。今一度、ご自宅周辺の防犯箇所の確認と、自信の目でどのような危険がそこにあるのかを考えておくことが大事です。