先月に起きた北海道胆振地方を震源とした地震によって、北海道全土が大きな停電に陥ったというニュースを耳にしました。そこでは、一つの発電所に頼り切っていたことが大きな原因として取り上げられ、地震に伴う発電所への打撃は、震源付近に限らず広範囲に停電をもたらす結果となってしまったのです。

 

そこで、兼ねてより議論が出ていたのが蓄電池の存在です。災害時において、この蓄電池を運用することで非常用電源として使うことができるからです。

 

しかし、一方でこの蓄電池の普及には大きな壁があったりします。それは設置に伴うコストが高いこと、設置場所に適したスペースがなかなかないことです。後者については最近コンパクト化が進んでいることから、解消しつつありますが、前者についてはまだまだ費用面で厳しいですね。

 

ただ、こうしたリスクがあれど、蓄電池を置くのとそうでないのとでは、災害時の安心度は異なるのではないでしょうか。備えあれば患いなしと言いますが、蓄電することはそれまで送電に頼りっきりだった生活から、脱却する意味でも一考に値しますね。