内壁のリフォームの際には、ホームセンターなどで安価な壁紙を
購入して業者に施工を依頼する「施主支給」という工事方法があります。

この方法を用いれば、原材料費を安く抑えることができるため、
安価にリフォームを行えると思われがちですが
実際には原材料費が抑えられても施工費用が
高くなってしまうことがほとんどです。

リフォーム会社は、建材の販売利益を考慮した上で
リフォーム費用を計算している場合が多いため
壁紙を施主支給にするとリフォーム会社は
建材の販売による利益を得ることができなくなります。

そのため人件費等の経費分を回収するために
工事費用を高く設定しなければならなくなるのです。
もちろん業者によっては壁紙販売の利益を計算に含めていない
場合もあるため、施主支給で内壁リフォームを行いたい場合には
このような会社を探して工事を依頼すると良いでしょう。

注意点として内装材を施主支給で用意した場合
もし施工後に内壁材の不具合が発生した際には
施工によるものか内装材によるものかを判断できないため
工事保証が受けられない可能性があります。
そうならないために事前に見積もりを取るなどしましょう。