災害について考える場合、まずはどんな土地に家を建てるのか地区の特性を知ることが第一歩となってきます。

地区によって洪水の被害が起こりやすい土地や土砂崩れの危険性がある土地など
様々な特質があるからなんですね

そんな地区の特性を知ると時に活躍するのが自治体が出している「ハザードマップ」です。

たとえば、近年多摩川による水害が起こった世田谷区のハザードマップを見てみると
被害が大きくなりそうな地域に色付けがされています。

ハザードマップを見ることで大雨が降った場合にどれくらい浸水する可能性が土地なのかが分かるんですね。
また、ハザードマップには水害以外にも土砂崩れなどについても記載されているので、家を建てる際や土地
を購入する前には必ず確認しておきたい資料と言えます。

また、川沿いの家は見晴らしが良かったり気軽に川沿いを散歩できたりとメリットも大きいですが、
災害の際は大きな被害が出る可能性も高い悩ましい土地と言えます。

その他、洪水が起こる際は堤防から水が溢れる「外水氾濫」の他に、住宅地に降った雨水が下水などで処理
しきれずあふれてしまう「内水氾濫」というものがあります。

内水氾濫では川から離れた場所でも起こることもあり、自治体によっては内水ハザードマップを出しているところ
もあるので、「川から離れているから大丈夫だろう」と思うのではなく自治体からどんな情報が出されて
いるかは確認しておきたいですね。