夏から秋へ、そして冬へとつながるなかで、私たちの生活は常に「衣替え」を繰り返していきます。

 

それは服装だけではありません。家屋も常に四季を意識して、変わっていくものが自然な流れです。

 

とはいえ、外壁などを四季ごとに変えるなどというのは、経済的にも難しいです。だから、範囲を狭めてみることが肝心ですね。そこで、おすすめするのが「部屋の衣替え」です。

 

部屋全体を変えてみることもできますが、家具の配置を変えてみて心機一転というのもいいかもしれません。配置換えをするに際して、常に心がけていないといけないのが、自分が通るスペース、動線の確保です。動線というのは、人が行動を起こす際にどのような動きを空間上で行うのかを線上に表すものです。台所などのリフォームの際にはよくとりだたされるものですが、これは部屋においても重要です。どこに物を置くかで、効率的な動線を築くことができるからです。

 

普段のお部屋づかいがどのようなものなのかを、頭にイメージしたら、一度部屋の図面に描いてみるとより具体的にわかります。

 

部屋の衣替えは、季節を意識するという意味合いもありますが、以上のように動線を変えて暮らし向きを操作するという意味合いも含まれております。

 

いかがでしょうか?大掛かりなリフォームで一新するのもいいですが、このように身近にできる工夫を考えるのも面白いかも知れませんよ。