掘りごたつと普通のこたつの大きな違いは、設置方法と座る姿勢にあります。普通のこたつは床に置く移動式の家具で、正座やあぐらで座る必要がありますが、掘りごたつは床に穴を掘って設置し、椅子のように足を下ろして座れるため、長時間でも足腰への負担が少なく快適です。特に高齢者や関節に不安がある人にとっては、立ち座りがしやすく、血流も妨げにくいため、健康面でもメリットがあります。

暖房の仕組みにも違いがあり、普通のこたつは布団で熱を閉じ込めるのに対し、掘りごたつは床下のヒーターで足元を直接温めるため、効率よく暖まり、電気代の節約にもつながります。人の出入りがあっても熱が逃げにくく、快適な温かさを保ちやすいのも特徴です。また、掘りごたつは家族が自然と集まりやすい空間をつくり、リビングの中心として一年中活用できます。飲食店でも、長時間の会食や接待に適しており、リラックスしやすい雰囲気が会話を弾ませ、満足度の高い時間を提供できます。足を下ろして座れることで、目線がそろい、親しみやすい空間になるのも魅力です。

ただし、デメリットもあります。床下の空間はホコリや食べかすが溜まりやすく、掃除機が届きにくいため、手作業での掃除が必要です。また、湿気がこもりやすく、結露によるカビやダニの発生にも注意が必要です。最近ではメンテナンスしやすいユニット型もありますが、定期的な掃除や換気は欠かせません。