2016年10月13日
当たり前の話ですが、部屋の壁には照明のスイッチやコンセントがついていますね。
でも、よく考えてください。何故スイッチやコンセントの「本体」が壁の中に「埋まっている」のでしょうか?
答えは建物を建てる時の「設計図」にあります。
建物を実際に建てる前に、経験豊かな施工監理技術者があらかじめスイッチやコンセントの位置をミリ単位の精度で決めていて、壁を取り付ける前にその位置に「ボックス」を仕込んでいるからです。
さらに、ボックスと宅内のホーム分電盤との間にPF管と呼ばれるプラスチック製の電線用配管を「壁の中」や「天井裏」をつたって仕込んでいて、この配管の中に電線が入っています。
壁を立てた後は、設計図に記入された位置に穴をあけるとボックスがあり、そこにスイッチやコンセントの本体が埋まっている、という訳なんですね。
※スイッチやコンセントの取り付け・取り外しには電気工事士の免許が必要です。感電や火災の恐れもあるので、免許をお持ちでない方は絶対に分解等をなさらないで下さい。