2017年04月20日
今回は少し、太陽光発電システムの土台についてご紹介いたします。
この太陽光発電(たいようこうはつでん)というのは、太陽光を太陽電池に用いて直接的に電力に変換する発電方式です。一般には「ソーラー発電」とも呼ばれます。再生可能エネルギーである太陽エネルギーの利用方法の1つです。
〈長所〉
- 装置
・発電部(セル)に可動部分が無くソリッドステートであるため、原理的に機械的故障が起きにくい。
・規模を問わず発電効率が一定なため小規模・分散運用に向く。
・発電時に廃棄物・排水・排気・騒音・振動が発生しない。
・出力ピークが昼間電力需要ピークと重なり、需要ピーク電力の削減に効果がある。
- 設置位置
・需要地に近接設置でき、送電コストや損失を最小化できる。
・蓄電池利用で非常用電源となりうる。
・運搬や移動に適した小型製品がある。
・他の発電方式と比較し設置制限が少ない。建築物の屋根や壁面に設置でき土地を占有せずに設置可能。
〈短所〉
・発電電力量当たりのコストが他の発電方法より割高である。
・夜間は発電せず、昼間も天候等により発電量が大きく変動する。
・送配電系統へ連系する場合、交流への変換が必要。
・設置面積当たりの発電量が集中型発電方式に比べて低い。
・発電量に関してスケールメリットが効かず規模を拡大しても発電効率が変わらない(コストにはスケールメリットがある)。
・高温時に出力が落ちる。
・影、汚れ、火山灰・降雪等で太陽光を遮蔽されると出力が落ちる。
・火災等で設備が破損した場合、日中はもちろんのこと夜間であっても炎の光で発電が継続されてしまうため、設備が新たな発火の原因になったり、放水による漏電で消火作業中の消防隊員が感電する恐れがある。なお消防隊員が残火確認中に感電した事例も報告されている。このため消火作業・鎮火宣言が遅れることがある。
このような感じです。
太陽光発電システムについてご不明な点や、さらに詳しくお聞きになりたい方は、どうぞお気軽に弊社へご相談下さい。