一般的に、お家を建ててから15年ほどすると張り替えスパンと言われています。
お家の環境(温度、湿度など)にもよりますが、10年から15年ほど経つと床の下地が
傷んだりフローリング自体が変形したりするためです。
家を建ててから10年ほど経つと下記のような状態が現れてくることも多いようです。
このような場合には張り替えを検討してみてもいいかもしれません。

■歩くと床がきしむ

古いお家で、板張りの床を歩くと「ギシギシ」と音がなった体験はないでしょうか。
それが「床のきしみ」と言われる症状です。フローリングは木材で出来ていますよね。
木を貼り合わせたようにして作られているのがフローリングです。
フローリングの材質として使われている木材は、湿気によって伸縮・膨張する性質があります。
そのため、部屋の湿度が原因で木材自体が変形してしまうんですね。床にピッタリと張られているフローリング。その1枚1枚が変形してゆくと、つなぎ目にずれが生じますよね。ずれた木材が互いに擦れ合う時、ギシギシときしみ音が発生するわけです。「梅雨の時期だけ」といった具合に、季節性のものならば湿度変化が原因の可能性が高いので問題ないかもしれません。しかし、慢性的にギシギシときしむようであれば、そのフローリングは完全に変形している可能性が高いです。そのような場合は部分的な補修だけではなく、フローリングの張り替えが必要になる場合もあります。

■床が沈み込む

フローリングがギシギシときしむだけではなく、歩くたびにグッと床が沈み込むお家もあるようです。一部分がブカブカと浮いているように感じたり、一箇所だけ歩くとグッと沈み込んだりします。
これも先ほどのきしみと同様、湿気が原因となっているケースが多数あります。
しかし、沈み込みが起きている場合はきしみよりも劣化が激しく、床材自体が地面から剥がれてしまっている可能性もあります。フローリング材とその下の下地材が剥がれてしまい、フローリング自体が剥がれてしまっている状態です。
そうなってしまうと、床を部分的に補修するのは難しいです。そんな場合はフローリングの張り替えを検討しましょう。