玄関ドアの交換には、従来の方法であるドアまわりの外壁を壊して、ドア枠を撤去し、仕上げ直す工程が必要でした。しかし、この方法だと工期も長くなり、リフォーム費用も多くかかります。そこで、外壁を壊さないで、ドア交換だけをできる「玄関ドアのカバー工法」があります。この工法では、玄関ドアの既存の枠を残したまま、その内側にドア枠を設置して、ドアを取り付けることができます。この工法だと、サイズに合わせてドアを制作する時間を別にすれば、工事自体は1日でドア交換が可能です。関連する工事が少ないので、リフォーム費用も安く済みます。

工事費は既存ドアの撤去費と新規ドアの取り付け費だけで、新規に設置するドアの費用が大半を占めます。撤去費は約2万円~3万円、新規ドアが片開きの中級品を採用したとして約30万円、取り付け費が約5万円~10万円で、合計約37万円~43万円になります。つまり、40万円程度見ておけば、片開きなら中級品のドアに交換できます。手軽に玄関ドア交換のリフォームを考えている方にはオススメの工法です。