一般家庭で使用しているガスは、都市ガスとプロパンガスのどちらかです。都市ガスが使える環境であればガス併用の方がオール電化よりお安くなるようです。プロパンガスは業者が料金を自由に設定できるのに対し、都市ガスは料金設定の際に国の許可を取る必要があるからです。湯沸しの利便性についてもガスの方が必要な分だけお湯が沸かせるため、便利と感じることが多いでしょう。

オール電化の、主な特徴は言うまでもなく熱源を持たないことです。例えば、子どもや高齢者がいる家庭ではガス併用の方が火災のリスクが高くなります。東京消防庁によると子どもの火遊びによる火災も多くなっていますし、高齢者によるコンロやストーブ火災が年々増えています。
コンロの出火原因としては、使用中に放置してしまったり周囲の加熱物や衣服に燃え移ることがあげられます。ストーブの出火原因は主に消し忘れや可燃物が接触し燃え広がることが多いです。


これらを考えると、子どもや高齢者がいる家庭はオール電化の方が安全だと言えます。
さらに、プロパンガスを利用している家庭は都市ガスを使用している場合と比べても料金が高くなるためオール電化の方がお得です。オール電化と、ガス併用のどちらにするかは家庭環境や住んでいる地域によって変わりますので、慎重に吟味して決めることが大切です。